こんにちは、ユウです。
突然ですが、皆さんの子供は運動神経が良いですか??
うちの子はなんかどんくさいところがある、同じ練習をしてるはずなのに他の子の方が上達スピードが早く感じる。
相手チームとうちのチーム練習してる時間は大きく差がないはずなのに差がある。
こう言う時に出てくるのが「運動神経が良い!悪い!」という言葉。
そこで質問です!
運動神経ってなに?と聞かれた時に答えられますか?
意外とチーム指導者の方でも答えられる人は少ないと思います。
今回は運動神経と呼ばれるものの正体、コーディネーション能力について解説しようと思います!!
- 運動神経について知りたい
- 子供の運動能力を伸ばしてあげたい
- 指導者をしているけどなかなか子供達の能力を伸ばしてあげられない
- 自分の運動における長所を見つけたい
- 自分は運動神経が悪いと思っている
コーディネーション能力とは!?
コーディネーション能力を簡単に言うと”身体をうまく操る能力”です。
そもそもなんですが運動神経という神経はありません。
目や耳などから情報を集め、その情報を脳が処理し、全身に伝えることで身体が動く。
これらの働きを総じて”運動神経”と一般的に呼ばれています。
運動神経が良い=脳がその運動に対する身体の動かし方をしっかり覚えていてそれが瞬時に引き出されることを「運動神経が良い」と言っているんですね!
つまり、運動神経の良いと悪いと言われるものの差は脳が知っているか知らないかという差ということです。
よく言われる頭の良し悪しもそうですよね。
感覚的にこの言葉を使っていると思いますが、その知識があるかどうか、経験があるかどうかでこの人は頭が良い悪いと言っているんですね。
決して脳に欠陥があるから頭が悪いわけではなく、知識、経験がないから上手く行かないということです。
話がそれましたが、その身体の動かし方を7つに分けて考えるのがコーディネーション能力です!
コーディネーション能力の7つの能力
- 定位能力
- 変換能力
- リズム能力
- 反応能力
- バランス能力
- 連結能力
- 識別能力
以上7つの能力に運動神経は分類されます。
1つずつ解説していきます!
定位能力
自分と相手、または物の位置関係を把握する能力です。
“距離感覚”や”空間把握”と言われるものですね!
ボールの落下地点の判断などが挙げられます。
どの競技でも自分は今どこにいて周りがどんな状況にあるのか瞬時に判断できることは重要です。
変換能力
状況変化に対して動きを切り替える力です。
”予測”も変換能力の1つ!
サッカーや、バスケットボールにおけるフェイントが挙げられます。
スポーツでは刻々と状況が変化し、求められるものが変わります。
瞬時に反応できるのはチャンスを生み出す力になります。
リズム能力
書いて字の通り、リズム感・タイミングをうまく取り運動する能力です。
縄跳び、ダンスなどが挙げられます。
また、人の真似が上手な子供はリズム能力が優れています。
上手い人のリズム、タイミングを自分の感覚に落とし込むことで短期間で技術習得することができます。
真似をすることで自分にあったリズムを最短でつかめるのは強みですね。
反応能力
合図に対して素早く反応する能力です。
短距離走のスタートなどが挙げられます。
短距離走や水泳などのコンマ0何秒を競うような競技には特に欠かせません。
他にも野球の盗塁も挙げられますね。
反応能力でき気をつけないといけないのはスタートが遅い=反応能力が低いではないこと。
筋力不足の可能性もありです。
バランス能力
体勢を保つ、崩しても体勢を立て直すことができる能力です。
人間が身体を動かす時に最も必要な能力です。
バランス能力がなければ歩くこともうまくいきません。
スポーツにおいて逆をつかれたり、バランスを崩されることは良くあることです。
これに対して崩されたままではなく、立て直して反応することができると戦況を保つことができますよね。
体幹を鍛えることもバランスには必要です。
連結能力
身体全体をスムーズに動かす能力です。
よく身体に力が入りすぎて身体がうまく動かない、力みすぎて動きが遅くなるなどありますよね。
すべての動きは力加減と関節のスムーズな動きが必要となります。
筋力の最大出力が高くなくても強い力を引き出すには重要な能力。
識別能力
手足、道具を視覚情報と合わせて調整する能力です。
バットでボールを打つ、ボールを脚で蹴るなど。
スポーツは道具を使うものが多いですよね。
道具をうまく操ることは、スポーツには欠かせない能力です。
まとめ
以上7つの能力がコーディネーション能力です。
初めて聞く言葉も多かったと思います。
私自身も少年野球でコーチ経験があるので良くわかるのですが、7つの能力の内それぞれ子供がもっている物は違います。
この子には何が足りていないのかを見極めてあげることが重要です。
ひとつだけ注意して欲しいのはコーディネーション能力を向上することで伸ばすことができるのは「身体動きを調整し、スムーズに動かすことで最大出力を上げる」という点です。
単純に「走るスピードを上げる」ことはできないと言うことです。
このような単純な筋力に関しては親の遺伝を受けるためです。
この話はこちらの記事を読んでみてください!
いかがだったでしょうか。
運動のこと少し理解できたでしょうか?
少しでもなるほどと思ってもらえれば幸いです。
今後は子供とできるトレーニング紹介をしたいなと思っていますので良ければ読んでください(^^)
ありがとうございました!